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思ったことを恥ずかしげも無く

介護

完全にボケた祖母が、最近家にいる。もう少しで施設に預けるらしいが、数日だけで介護のやばさの片鱗を味わっている。

まともに歩けないのに歩き回りたがる。トイレに行くと、もと居た場所がわからない。極端に風呂を嫌がる。などなど

意思なくして動き回る祖母を見て端的にゾンビを思い出す。

 

 祖母は自分をとても良く可愛がってくれた。だからこそ、今の祖母を見るのは悲しい。

性根が優しいおばあちゃんなので、なにかしてあげる度に丁寧にお礼をしてくれるので、辛さは少ない。 

が、ボケるとやたらキレる偏屈な老人もいるらしく、そういった人を介護する方々には本当に頭が上がらない。介護疲れで殺人というニュースを良くやっているけれど、許してあげて欲しくなる。

なにより生産性が無い。精神的に疲れるし、何をするか想像もつかないので、目も離せない。在宅で介護に専念する方々の多くは、家にいる老人に早く死んで欲しいと思ってるのではないかと勝手に想像する。

 

母は、いつか往く道といって積極的に介護しているが、自分にはそのリアリティがまだ無い。

自分がボケる頃には、意思表示カードで死ねるようになっていて欲しい。アルツハイマーにステージがあるのか知らないが、ステージ4になったら殺してカードみたいな、そんなのが欲しい。

 

 

新世紀ゾンビ論: ゾンビとは、あなたであり、わたしである (単行本)

新世紀ゾンビ論: ゾンビとは、あなたであり、わたしである (単行本)

 

 普段はやらない今日の一冊。現代とゾンビ表象についての考察本。

 

明日から愛媛に行く。楽しみ!おやすみ。