「家事ができない」と言う男がモテているという不可思議な事実
家事ができないのであれば、一人で生きていけないため、逆説的に配偶者がいるということになる。
そもそも「家事ができない」と言う男の絶対数は少ないかもしれない。親に家事をやってもらっているのかもしれないが。
昔、家の外で仕事するより、専業主ふのほうが仕事としては楽でしょと呟いたら周りの女性たちから激しく非難を浴びた。ちなみに自分は今でもそう思っている。
生きていくためにやらないといけないことのついでに、もう一人分やればいいだけである。ただ、自分が満足できる以上の家事を求められるのであれば、面倒くさいかもしれない。
専業主婦というキャリアを男性よりも選びやすい女性。その点に関して自分は、とても羨ましく思う。今でも専業主夫になりたい。
自分は家事完全分業制の両親の元で育ってきた。ご飯はほぼ全て父が作った。食器は母が洗う。母は父が洗濯した物を干し、兄弟で洗濯物を畳んだ。風呂がある時期は兄弟で風呂当番を回した。家事は女性がやるものだとは、微塵も思っていない。
非難は、家事が大変だということに集中していたが、本当に大変ならば一人で生きていくことなど不可能ではないか。男性か女性、どちらかが家にいて家事をするのが良いと考える人がいるならば、時代遅れだとしか言いようがない。それは、少なくとも現状維持をしていくような考え方だ。
家事が大変でないという男に言うべきことは、ただひとつ「じゃあお前がやれ」である。おれはやる。
そもそも養えるほど甲斐性がない。
「俺が食わせてやっている」という男が存在するらしいが、言語道断のゴミ頭である。悲しき過去の遺物。
家事をしてもらっているなら、外で働いてもらっているなら、感謝以外に無いでしょうとも。
おやすみ。