全部全部雑記

思ったことを恥ずかしげも無く

起こすな

寝ているのを邪魔されるのが嫌い。だから、寝ている人はなるべくそのままにしておく。三大欲求とならべたら、食事やセックスを邪魔されるようなものに近い。

だから、自分のことを叩き起こしがちなiPhoneの着信音が嫌い。電話がかかってくるにしても、アラームに設定されているにしても、それが良いことであったためしが無い。日本全土でアンケートをとったら、嫌いなメロディ第一位にランクインしてもおかしくないと思っている。逆恨みされるiPhoneの着信音君かわいそう。

電車の中で、自分に寄りかかって寝ている人も起こさない。おじさんにせよ、おねえさんにせよ。これはひとえに、中高生の頃、郊外から都内に通学していた経験による。自分の最寄り駅はギリギリ座れるくらいの空き具合なので、座って通学していた。やはり朝早いので眠くなり、寝てしまうと隣の人にもたれかかる。すると大体の場合、叩き起こされる。おじさんに肩でアッパーされたり、ジャンプの角で殴られたこともあった。でもときには優しいおじさんがいて、そういうおじさんは降りるまで寝かせてくれた。

どちらかでいえば自分はそういうおじさんになりたいと思った。なので今、もたれかかってくる人は起こさない。

もたれかかったおじさん御免。寝かしといてくれたおじさんありがとう。自分は大人になりました。

 

起こさないという観点でいえば、猫はやっかいな生き物で、四六時中寝ているから、自分が布団に入るときは起こさずにはいられない。ただ、寝起きに一番甘えてくるので、きっと許されているのだろう。むしろ、ほんとは寝ていなくて、寝ているふりをしているとすら思うときもある。それでも起こさないんだけど。