こんなに夏が終わるのが早い
9月に入ると同時に夏が終わった。すでにTシャツ1枚で歩くには寒い。
8月の長雨で夏真っ盛り感が薄く、転がるように夏が終わった。暑い日がまた続くのかもしれないけれど、夏が終わった。今週は稲刈りで先輩が一週間休みだ。稲を刈るんだから夏も終わる。入道雲がはるかに見えても眼前に歯抜けの田んぼが広がっているのだから夏も終わり。
今日やったことは、DVDを返して新しいDVDを借りてくること。回復していた。
昨日は、子供がキャンプの写真を買いに職場にやってきた。小学生は思った以上にアホで可愛い。子どもが欲しくなる。シコシコと雑文を書いている自分があんな風だったのかと思うととにかく不思議だ。いつからこんなシコシコを書く人間になってしまったのか...侘しい。
夜は友達と怪談バーで会談。六本木まで出張った甲斐があり、楽しかった。怪談は夏というイメージがあるが、そのバーは一年中やっているらしい。もっと近ければ常連になっていたかもしれない。
ティムバートンの映画によく出てくるような、生で物語ができる人間になりたい。ホラを吹けるようになりたい。
次回のキャンプまでに一つ怪談を修得し、子供を怖がらせる。小さな目標である。
次バーに行くときは、お酒を少し飲もうと思う。おやすみ。
蓄財
預金からお金を下ろしたとき、一定の金額を下回ると嫌な気分になる。
先月は10万ちょいしかなかった預金なのに、給料が入って25万になると、お金を引き落としたときに20万を下回ることに抵抗を感じる。なぜなのか。
稼いだお金が消えていく悲しさというよりも、お金を稼ぐのに使った時間の意味が解らなくなる悲しさ。たしかに働いていたという証拠が欲しいのだ。
労働の生産物が労働の尺度になっているというよりも、労働で生産されたはずのなにかの対価であるところのお金が、労働の尺度になっている。だから自分の蓄財を切り崩すのが辛い。
郵便局のATMでお金を引き落として帰りの車で妄想したこと。左巻きである。
明日は東京出張。いつもより起きるのが遅いのだ。おやすみ。
ホントは、ホントにちょっとだけ
ミサイル落ちて欲しいとは思わなかった?心の片隅で。
頭上とはいわないまでも、住んでいる島の上をミサイルが通過したのに、今日も当然のように一日が終わる。ISISに入りたいという同世代が居るのも少しは解るよ。
部品のネジが一つはずれて猛スピードで津軽海峡に落ちる。それだけでも良かった。
海のどこかにミサイルが飛んでいって勝手に沈む。そんなの無いみたいなもので屁でもないのです。
そういえば、テレビでよくやっている、勢いよく発射されるミサイルが、どこかに着弾しているのを見たことが無い。やはり海に沈んでいるのか。もしかすると砂漠に刺さっているかもしれない。
ミサイルという言葉からフィクション感が溢れている。アニメの中でしか実践的に使われているのを見たことが無い。爆撃といえばいつまで経っても、飛行機からぽいぽい爆弾を捨てていくことを指している。
「ミサイルくらったら死ぬ」 それぐらいのリアリティしかない。
なにが言いたいかというとラブアンドピース。おやすみ。
秘密道具の話
前にも書いたことがあるが、好きな秘密道具がある。
声が固まり口から飛び出す、コエカタマリンだ。口から出た「ワ」(?)にのび太が腰かけているのが印象的だった。
漫画に描かれる効果音から着想を得て、そのまま秘密道具になったと勝手に想像しているが、ある意味メタな秘密道具であることは間違いない。
勉強を教えていた生徒たちに、コエカタマリンとホンヤクコンニャクを一緒に使ったらどうなると思う?と雑談がてら聞いていた。生徒たちは、「アー確かに。どうなるんでしょうね」と答えるばかりだった。
これは生徒には聞かなかったが、海外版のドラえもんでは、コエカタマリンはどうなっているのだろう。英語版は?中国語版は?とにもかくにも、中国語版は腰かけにくそうである。
ワと叫んで、カタカナのワが出てくるのは恣意的で、単純に考えたらWaが出てくる可能性もある。コエカタマリンには、声と同時にその言葉で思い描いていた言語が飛び出る、何かしらの仕掛けがあると考えざるを得ない。
つまり、ホンヤクコンニャクを飲んで、コエカタマリンを使っても、自分の思い通りの言語が口から飛び出すということになるのかもしれない。あまりにつまらないが。
自分がコエカタマリンを使うことを想像してみる。
小さく声を固め、唇の端からポロポロとこぼれ落ちる言葉。床にたまってカサカサ擦れる音がする。床一面に並べて、自分のいった事と全く違う順に並び替える。これがとても難しく休みを一日費やす。
そう、今週末もとくに何もしなかったのだ。明日から仕事だが無感情。おやすみ。
ビールを飲んでいる
ガラスの小さいコップに泡と黄色い部分が同じくらい、それでも底のほうが近いくらいの量、最近ビールを飲んでいる。
数年前は、不味いし酔うしでこんなものを飲むやつの気が知れなかったが、身体がビールを欲している気がする。美味しく感じるようになったのはなんでなの?悲嘆。
アルコールにはめっぽう弱いので、ちょっと飲んだだけで心配される。日焼けで肌が黒いので、赤黒くなり横になる。
週3くらいでビール一缶飲むような、そんな好い人が欲しい。コップを持ってきて少しだけ注いでもらう。酔ったら少しはマシなことも言えるようになるかもしれないのだ。
酔っている。おやすみ。
蚊をほどいて
夏の長雨明けは、蚊がもう凄いことになっている。
職場の庭に生やしている植物に、久しぶりに水道から出る水をあげていた。
庭の蚊は、隙あらば腕にとまり血を吸い、隙が無くても服の隙間から血を吸おうと試みる。そして何故か服の上からでも血液を吸える。あまりに憎たらしい。
蚊に対する自分の殺意は生半可なものではなく、部屋に現れたら殺すまで部屋をうろついている。蚊がいるとわかっていて寝て、また蚊に刺されて目が覚めたとの怒りをどこにぶつけることができるだろう?家のメダカ水槽かもしれない。
ボウフラを食べないくせに魚をやっているのはちょっと生意気すぎる。こうやって理不尽に怒るしかない。
蚊を殺す中で身につけた美学。はたいてペシャンコにするのではなく、ホロホロ足が取れていくぐらいではたく。蚊の本体が磁力でひきつけていた6本肢をほどく。息でフッてやって終わりになる殺し方。ハンターとして、手を洗うのはスマートじゃないと思う。
蚊を殺戮する者としての目標は、自宅に入ってくる蚊を全て殺し、このあたりの蚊を自宅に入ってこない蚊に品種改良することである。
人生を懸けた戦いになること必定。目標の立て方を間違っているという説もある。
おやすみ。