遥か空にボーイング
キリンジの「エイリアン」の歌い出しである。最近LINEのCMに使われて世間で「ええやん」みたいになっている。
自分はハナレグミの「だれそかれそ」というカバーアルバムで知ったけど、ええですわ。このアルバムの選曲は結構シブいと個人的に思う。
ボーカルの永積タカシは、今レキシとして活動してる池田貴史と一緒にSUPER BUTTER DOGというバンドをやっていて、その頃から好きだった。
レキシも「レキミ」くらいまで聞いていたが飽きてしまった。現在の活動内容を鑑みると、2人の音楽性の違いをとことん感じる。ベタだけど。
自分は永積派。新曲出さないのかな。
この本を読んだのでタイトルを「エイリアン」の歌い出しにした。
UMAとかUFOとか都市伝説とか心霊とか、小学生が喜びそうなものがまだ好きで、いまもワクワクしながら本怖とかを見ている。ただ 悲しいことに心霊番組とかの粗探しをする人間になってしまった。
この『UFO事件クロニクル』は、世界中の有名UFO事件を「検証」する、ちょっと大人なUFO本である。「こんなUFO事件があった→UFOではなく、~だった説」という話の流れで、純粋なUFOビリーバーにはロマンが無いかもしれない。
ただしたまに、未解決というか定説の無いUFO事件が紹介されていたりと、単純にUFOは存在しないという議論がしたいわけではないことが良く解る。ASIOSという団体の著作なので、著者は複数いるが、みんなUFOが好きでやっていることが伝わってくる。
自分の立場は、「UFO等々は基本的に存在しない。だけどいたら良いな」なので、楽しく読めた。
自分が宇宙から来たエイリアンならば、上空を飛行するときは高速では飛ばない。自身がいることを示す旅客機のストロボをUFOの下でチカチカさせてゆっくり進む。そうすれば、地球の住民からごちゃごちゃ言われることもないだろうし、地球をのんびり眺められる。レーダーは超科学ですり抜ける。
だから逆に、旅客機のストロボを見るたびに、UFOではないかと疑わないのも不思議だと思う。
「エイリアン」の歌いだしは、その点優れている。おやすみ。