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全部全部雑記

思ったことを恥ずかしげも無く

影響を受けた三冊

書くことが無い日に書くことを作れるのが読書という趣味のいいところだ。

自分の考え方や性格に影響を与えたと思う三冊を紹介しようと前から考えていた。

もちろん、自分が読んだ本全てから何かしらの影響を受けていないことはないと思う。この日記の文体も思いがけないところで影響を受けているかもしれない。

 

鈴木光司『リング』 (角川ホラー文庫)

 Jホラーの金字塔的な映画として有名な『リング』だが、シリーズで読むと全く様相が違う。そもそも井戸から出てくる貞子が、幽霊的に怖いという話でもないと思うのだけれど。

『リング』『らせん』『ループ』と続く三部作は中学生のころに読んで衝撃を受けた。中学生の僕に「世界観」を教えてくれた作品で、SFの原体験なような気がする。

 

 ◆梅原克文『二重螺旋の悪魔』(角川ホラー文庫)

 これも中学生の頃読んだ。ホラーというよりもSFを思わせる舞台設定。

余談だが、中学生の頃にやたらとホラーを読んでいたのは、母親が買ってきてくれたからで、これが結果的に人格を損ねることになったと思う。おそらく、『着信アリ』のノベライズを僕が買っているのを見て、ホラーなら興味があるのだろうと判断してのことだと思う。ありがたい。そういう意味で人生を変えた一冊は『着信アリ』がノミネートされそうである。

さて『二重螺旋の悪魔』だが、人間の二重螺旋に「怪物」が潜んでいて復元したらやばいことになったという話の小説。滅茶苦茶面白い。なぜ人間の頭脳が進化しているのかという単純な疑問を、ライナーで打ち返してランニングホームランて感じの小説。われながら意味不明。だけど勢いがあって読むのを止められなかった。勢いだけ伝われ。

ヒトを動物として見る、なにかメタな視点が生まれた気がする。いまも中学生にオススメしたい一冊。

 

カミュ『シーシュポスの神話』(新潮文庫)

シーシュポスの神話 (新潮文庫)

シーシュポスの神話 (新潮文庫)

 

 高校生の頃に読んだ。

死に至る病』を図書室で借りて悦に入るような高校生だった。けれど『死に至る病』は枕にしかならなかった(できなかった)。

カミュの『シーシュポスの神話』はもっと明るい人生観を提示してくれたと思う。いまも読み返したりする、僕にとっては珍しい本。表題作(?)は短いし読みやすいので中高生にオススメしたいなと思う。終