全部全部雑記

思ったことを恥ずかしげも無く

秘密道具の話

前にも書いたことがあるが、好きな秘密道具がある。

声が固まり口から飛び出す、コエカタマリンだ。口から出た「ワ」(?)にのび太が腰かけているのが印象的だった。

漫画に描かれる効果音から着想を得て、そのまま秘密道具になったと勝手に想像しているが、ある意味メタな秘密道具であることは間違いない。

 

勉強を教えていた生徒たちに、コエカタマリンとホンヤクコンニャクを一緒に使ったらどうなると思う?と雑談がてら聞いていた。生徒たちは、「アー確かに。どうなるんでしょうね」と答えるばかりだった。

これは生徒には聞かなかったが、海外版のドラえもんでは、コエカタマリンはどうなっているのだろう。英語版は?中国語版は?とにもかくにも、中国語版は腰かけにくそうである。

ワと叫んで、カタカナのワが出てくるのは恣意的で、単純に考えたらWaが出てくる可能性もある。コエカタマリンには、声と同時にその言葉で思い描いていた言語が飛び出る、何かしらの仕掛けがあると考えざるを得ない。

つまり、ホンヤクコンニャクを飲んで、コエカタマリンを使っても、自分の思い通りの言語が口から飛び出すということになるのかもしれない。あまりにつまらないが。

 

自分がコエカタマリンを使うことを想像してみる。

小さく声を固め、唇の端からポロポロとこぼれ落ちる言葉。床にたまってカサカサ擦れる音がする。床一面に並べて、自分のいった事と全く違う順に並び替える。これがとても難しく休みを一日費やす。

 

そう、今週末もとくに何もしなかったのだ。明日から仕事だが無感情。おやすみ。

ビールを飲んでいる

ガラスの小さいコップに泡と黄色い部分が同じくらい、それでも底のほうが近いくらいの量、最近ビールを飲んでいる。

数年前は、不味いし酔うしでこんなものを飲むやつの気が知れなかったが、身体がビールを欲している気がする。美味しく感じるようになったのはなんでなの?悲嘆。

アルコールにはめっぽう弱いので、ちょっと飲んだだけで心配される。日焼けで肌が黒いので、赤黒くなり横になる。

 

週3くらいでビール一缶飲むような、そんな好い人が欲しい。コップを持ってきて少しだけ注いでもらう。酔ったら少しはマシなことも言えるようになるかもしれないのだ。

酔っている。おやすみ。

蚊をほどいて

夏の長雨明けは、蚊がもう凄いことになっている。

職場の庭に生やしている植物に、久しぶりに水道から出る水をあげていた。

庭の蚊は、隙あらば腕にとまり血を吸い、隙が無くても服の隙間から血を吸おうと試みる。そして何故か服の上からでも血液を吸える。あまりに憎たらしい。

蚊に対する自分の殺意は生半可なものではなく、部屋に現れたら殺すまで部屋をうろついている。蚊がいるとわかっていて寝て、また蚊に刺されて目が覚めたとの怒りをどこにぶつけることができるだろう?家のメダカ水槽かもしれない。

ボウフラを食べないくせに魚をやっているのはちょっと生意気すぎる。こうやって理不尽に怒るしかない。

 

蚊を殺す中で身につけた美学。はたいてペシャンコにするのではなく、ホロホロ足が取れていくぐらいではたく。蚊の本体が磁力でひきつけていた6本肢をほどく。息でフッてやって終わりになる殺し方。ハンターとして、手を洗うのはスマートじゃないと思う。

蚊を殺戮する者としての目標は、自宅に入ってくる蚊を全て殺し、このあたりの蚊を自宅に入ってこない蚊に品種改良することである。

人生を懸けた戦いになること必定。目標の立て方を間違っているという説もある。

 

おやすみ。

なにかがおかしくはないか

気づいたら一ヶ月以上ブログを更新していなかった。

このブログ、あまりに毎日が過ぎるのが早すぎて始めた。ヤブレカブレに日々を脚色して、ちょっとばかしの抵抗のつもりだったが、加速度的に過ぎ去っていく毎日に歯止めがかからず、最近はある種の諦めが芽生えている。

本もめっきり読まなくなって、ガチャを回す虹色の石を集めている。脂肪が溜まっていく。最近、蝶が飛んでいるのを見ても、嘘だと思うようになる。

 

結局、カブトエビは孵らなかった。それが書けずにブログがストップしたのかもしれない。カブトエビの水槽は、職場のメダカの孵化水槽になった。カブトエビを育てたかった。

パソコンの前になるべく座ろう。そして書こうと思う。

おやすみ。

ハンバーグを美味しくする裏技に抱かれて眠れ

テレビでは、毎日のようにハンバーグやらチャーハンやらを美味しくする裏技が放送されている。

クソみたいな毎日にクソみたいな裏技を添加されて眠る。だから翌日もクソでしかない。

 

風邪が治った。健康って素晴らしい。

カブトエビが孵らない。梅雨なのに晴ればっかりなのが悪いと思う。自分の部屋は熱帯にあって、温度計が毎日35.5℃になっている。

 

今日はタイトルが書きたかっただけかもしれない。風邪が治ったのでテンションが高い。おやすみ。

じゃあ、どんな物語がいいのか

ジャンプに掲載されている『ゆらぎ荘の幽奈さん』の人気キャラランキングの結果発表ページが性差別的だと非難されている。

いわく、ランキングに掲載されている女の子は全員服がはだけそうになっていて、記号のようにそれを恥ずかしがる顔が並んでいる。それを見て男どもが喜んでいるのが女性蔑視であると。(大意)

これに反論するつもりなど毛頭ない。そう思ったならそうだ。ただし、だから掲載をやめろというのは全く話が違うので、そういった意見があれば自分は反対する。

 

それにしても女性の恥ずかしがる姿に興奮を覚えるというのはベタなコードだ。

「慎み」や「恥じらい」は、女性を社会的にも性的にも抑圧するのに便利な様態であると思う。また、恥じらいの記号的な表現の仕方は、性的な興奮を覚えているときの表現と似ている(赤面、目が潤むなど)。内面化されている欲望のコードを相対化することで、少しはそれから距離が取れるかもしれない。そもそも「なんでそれに興奮するの?」と聞かれて、根拠を挙げて説明できる人などいるのだろうか? だいたい物語、コードが背景にあるではないか。自分は巨乳が好きということになっているが、本当にそうなのかと聞かれると、わからない。自分は性的に女性を志向するということになっているが、本当にそうなのか。最近日常生活では男の身体を見ていることのほうが多い。グラドルのイメージビデオは、ほぼ100%雑なBGMが流れている。AVは性交するまでにだいたいストーリーがある。裸とか性行為とか、そんなものをなんで欲望しているのか謎だが、音楽やストーリーでごまかしは効く。どんな物語を選択しているかは個人的な問題である。だけど、自分が気持ち悪いと思う物語を一つ。「好きだからセックス」である。あまりにありふれた物語。嘘くささしか感じない。この物語を取らずに、パートナーが自分以外と性行為することを100%許す。好きな人ができて性欲が芽生えるわけでもないのに、なぜそんな物語を取れるのか。あまりに謎すぎる。しかし、この物語を取らないと、特定の異性と性行為をする理由が無い。だから自分はどうやって彼女とセックスをするのかわからない。まことに童貞である。完